Amazon S3で知っておきたいこと その2

Amazon S3で知っておきたいこと その2

Simple Strorage Serviceという割には、奥が深いS3。

パフォーマンスを出す上で重要な点を書きます。ソリューションアーキテクトアソシエイトの模擬試験を解いているのですが、割とこの件に関しての問題が頻繁に出てきます。

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プレフィックス名がパフォーマンスに影響する

前回、S3はファイルシステムでは無く、コンソール画面上のフォルダに見えるものは、フォルダではなく、ユニークなキーとオブジェクトが関連付けられているだけと書きました。このユニークなキーをプレフィックスといいます。

階層化されているように見えているのは、そう表現されているだけであって、システム上はフラットにオブジェクトが並んでいて、それぞれにプレフィックスが付いているという訳です。

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以前のS3では、ファイル名が連続するパターン(例:data00001、data00002・・・)にすると、パフォーマンス上の問題が生じていました。

理由は、S3の読み取り/書き込みの性能がプレフィックス毎だからです。他のストレージではない、独特なルールですよね。。

この問題は、S3の機能改善により大幅に改善されたので、ほぼ気にする必要は無くなりましたが、パフォーマンスを重視するのであれば、ランダムな16進数で表されたプレフィックスを使うと、さらに性能が向上します。

S3にパフォーマンスを求めるようなシステムを組まなければ特に気にする必要はないのですが、模擬試験によく出てくるので、頭の片隅に入れておいたほうが良いかもしれないです。

 

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