Amazon S3にデータを保存する
前回からの続きで、バケットを作成していきましょう。
バケットを作成する
プロパティの項目は、全てそのままで次へをクリックします。
※バージョニング、サーバーアクセスのログ記録などの項目については、別途説明します。
ブロックパブリックアクセス(バケット設定)の項目も、ひとまず、全てそのままで次へをクリックします。
最後に確認画面が出てきますので、右下の「バケットを作成」ボタンをクリックします。
バケットが作成されました。
バケットにデータを保存する
バケット名をクリックします。
「アップロード」をクリックします。
今回は、だいぶ昔に撮った猫の写真を使います。
ファイルをドラッグ・アンド・ドロップします。
ファイルが追加されたことをを確認して、次へをクリックします。
その後に出てくる画面では、そのまま次へをクリックしてください。
アップロードをクリックします。
ファイルがアップロードされました。
ファイルにアクセスしてみる
アップロードしたファイルをクリックすると、「オブジェクトURL」という項目があります。クリックしてみましょう。
このようなエラーがブラウザに表示されるはずです。
この事象が発生した理由は、以下の2点です。
・バケットがパブリックアクセスを許可する設定になっていない
・ファイル(オブジェクト)のパブリックアクセス権限(読み取り許可)が付与されていない
バケットのアクセス許可設定を行う
S3のダッシュボードに戻って、作成したS3バケットにチェックし「パブリックアクセス設定を編集する」をクリックします。
「パブリックアクセスを全てブロック」のチェックを外し、保存をクリックします。
※この段階でこのバケットに保存されているファイルにパブリックからのアクセス許可がされていた場合、全世界にデータが公開されてしまいますので、作業には十分注意してください。
次の画面で、「確認」と入力し、右下の「確認」ボタンをクリックします。
続いて、アップロードしたファイルのアクセス権限を変更します。
アクセス権限タブに移動し、グループ:Everyoneをクリックします。
続いて、オブジェクトの読み取りのチェックボックスをONにして保存します。
改めてアクセスしてみる
アップロードしたファイルの「オブジェクトURL」をクリックします。
ブラウザにS3に保存した猫の写真が表示されるはずです。
S3は「オブジェクトストレージ」という位置づけですが、WebサーバーやFTPサーバーを作らなくても、上記のように自動的にオブジェクトURLが付与されて、保存されたファイルにアクセスができるようになります。
サーバーをつくって、WebやFTPのプロセスを上げておかなくても、すぐにファイルを公開出来てしまいます。オンプレミスが長い方だと、サーバーも起動していないし、プロセスも上がっていないのに、なぜ公開できているの?そもそもストレージでは?と思われるかと思います。
S3はそういうサービスです。
非常に便利は反面、誤って重要なファイルを全世界に公開しないよう気をつけてください。
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