Amazon S3とは
昨日の記事で少し書いた「Amazon S3」とは何か書きます。
写真とか動画を仕事にしている方に、ぜひ使ってもらいたいです。
S3は"Simple Storage Service"の略で、AWSが提供するストレージサービスです。
今では数え切れないほどのサービスがあるAWSですが、最初はこれから始まったらしいですね。
アイコンはバケツの形をしています。「S3バケットを作成する」という言い方をします。
これについて、オンプレミスには無い概念があるので、一個ずつ見ていきましょう。
容量が無制限
S3は、保存できる容量が無制限です。オンプレミスに容量が無制限のストレージなど存在しませんよね。将来的に使われる量を予測してストレージとなるハードウェアを調達していましたが、それは不要になる訳です。
ただし、ファイル1つ1つ自体には制限があって、1ファイル最大「5TB」までという上限があります。
高い堅牢性
リージョン内で3箇所以上のデータセンターに自動的に複製して保持することによって、堅牢性(イレブンナイン(99.999999999%))を実現しています。
ただし、他のデータセンターに複製している以上、データの保存、取り出し、削除に若干のタイムラグが発生します。リアルタイムでレプリケーションされている訳では無いです。
安価
S3にはいくつか種類がありますが、「標準ストレージ」というタイプで最初の 50 TBまでは月額:約3円($0.025)/GB」(東京リージョン)と非常に安価です。
作成してみる
サービス→ストレージのカテゴリの中のS3をクリックします。
S3のコンソールが開きます。今すぐ始めるをクリックします。
作成するバケット名を入力します。
ここで注意して頂きたいのは、このバケット名は他で使われていないユニークなものでなくてはならないということです。
試しに、もう使われていそうなバケット名を入力して、次へをクリックしてみてください。バケット名はすでに存在して作成できないと警告が出ます。
自分たちのサービス名を先頭に入れるなどすれば、ほとんどの重複は避けられると思いますが、ドメイン名と一緒で早い物勝ちですね。
次回は、実際にS3バケットを作成し、データを保存、取り出しと消去の作業を行ってみます。