AMI(Amazon Machine Image)とは
EC2インスタンス起動の回に出てきた、AMIについて書きます。
AMIとは、EC2インスタンスの起動に必要なイメージファイルです。オンプレミスでいうところの、OSのインストールメディアに近いです。
オンプレミス環境では、到着したサーバーを開梱、起動、BIOSやRAIDの設定、OSのインストールという手順が毎回必要でしたが、AWSではシンプルで、EC2インスタンスにAMIを読み込ませて起動します。
AMIには、Linuxの多くのディストーションや、Windowsサーバーが用意されています。
AMIの種類
EC2ダッシュボードの、AMIをクリックします。
EC2の作成ボタンをクリックした直後に、AMIの選択画面が出てきたと思います。
今回は「Amazon Linux」を使用したと思いますが、Amazonが用意しているもので、RedHatがベースになっています。このAMIを使う理由は、AWS関連のツール類が最初から入っていること(OpsWorksでのオーケストレーションなど)や、AWSのサポートが受けられるという点が大きいです。
Windows OSは、Windows Serverしか無い
AMIの中には、通常のWIndows 10 Home/Professionalがありません。これには僕も最初戸惑いましたが、Windows Serverしか用意されていないようです。サーバー用OSが必要無くても使わざるを得ないわけで、これは仕方ないですね。
※EC2インスタンスとは全く違うサービスですが、「Amazon WorkSpaces」では、Windows7/10を使うことができます。
AMIは自分でつくることができる
オンプレミス環境でも、ある程度構築したサーバーのディスクイメージを取得してメディアに記録したり、VM Wareなどの仮想環境ではスナップショット機能でイメージを取得したりしていましたが、同じように、AWSでも「カスタムAMI」と呼ばれるものをつくることができます。
ただ、作成したEC2インスタンスから直接「カスタムAMI」は作成できません。
「スナップショット機能」を使って、まずスナップショットを作成する必要があります。
次回はこのスナップショット機能を説明します。