EC2インスタンスの課金について
AWSの課金体系は従量課金で、結構複雑です。
今回作成したこの構成で、どのような課金がされるのか1つ1つ見ていきましょう。
課金体系の種類
EC2インスタンスの課金体系には、大きく分けて3つあります。
(1)オンデマンド
→EC2を起動している時間分だけ、課金されます。
通常のWebサービスでしたら、こちらを選択することが多いです。
インスタンスタイプ(t3.microなど)によって決定されます。
高い性能を持つインスタンスタイプほど、高額です。
(2)スポット
→使用されていないインスタンスに対して入札し、入札した価格を上回る金額で
他ユーザーが入札するときなどに、停止・削除される代わりに、
非常に安い値段でインスタンスを利用できます。
高性能な処理を一時的にさせたい場合、高価なインスタンスタイプのEC2を
安価に使えるメリットがあります。
(3)リザーブド
→前払い制で料金を支払う代わりに、割引率が大きくなります。
無料枠について
今回起動しているt2.microインスタンスは、月750時間まで無料で使えます。
複数台ある場合、合計の起動時間となります。
実際の料金は
こちらで案内されています。
t2.microインスタンスにかかる費用は、無料枠を超えた場合、下記の部分の通り1時間あたり0.0152 USドルの費用がかかります。(本記事執筆時の金額ですので、常に最新の情報を確認してください)
例)t2.microインスタンスを1ヶ月起動しておく場合
0.0152 ✕ 24(時間) ✕ 30(日) = 10.944 USドル
本記事を書いた時点で1ドル=およそ107円ですので、
10.944 USドル ✕ 107円 = およそ1171円
となります。