グローバル固定IPアドレスを確保する
前回までで、VPC、サブネット、EC2インスタンス、インターネットゲートウェイの作成まで終わりました。
このままでは、EC2インスタンスに外部からアクセスできませんので、グローバル固定IPアドレスを付与します。
では、現在作成しているEC2インスタンスの状態はどうなっているでしょうか。
見ていきましょう。
左上のサービスをクリックし、EC2と入力してください。
インスタンスを選択し、右下のIPアドレス欄を確認すると、パブリックDNS/パブリックIPとも何も設定されていないですね。
プライベートDNSとプライベートIPは割り当てられていると思います。
Elastic IPとは?
AWSでは、Elastic IP(EIP)というサービスで、起動中のインスタンス1台あたり、1つのグローバル固定IPアドレスを無料で利用できます。2つ目以降は有料です。
オンプレミスの環境ですと、グローバルIPアドレスはルーター、ファイアウォールのNAT設定の中などに入れていたかと思います。変更作業も一仕事でしたね。
AWSではElastic IPとして作成したアドレスを、後で他のインスタンス、ロードバランサーなどに付け替えることができます。Elastic IPを主語にして、それをどこに関連付けをするか。というイメージです。かなり考え方が違いますよね。
これを早速作成していきましょう。
Elastic IPを作成する
左上のサービスをクリックし、EC2と入力してください。
左側のメニューから、Elastic IPをクリックしてください。
Elastic IPがまだ1つも無い状態です。
画面真ん中の「新しいIPアドレスを割り当て」をクリックします。
スコープ:VPCとなっていることを確認して、右下の割り当てをクリックしてください。
IPアドレスが払い出されて、確保されます。
右下の閉じるをクリックしてください。
Elastic IPアドレスが作成されました。今の状態では、どこにも割り当てされていない状態です。次回はこれを、以前作成したEC2インスタンスに割り当てます。