EC2インスタンスの停止/開始/再起動/終了について
今日は、EC2インスタンスの停止/開始/再起動/終了についてです。
まず、インスタンスを停止してみましょう。
停止
EC2インスタンスを右クリック→インスタンスの状態→停止をクリックします。
インスタンスの状態がstopping(停止中)となり、その後stopped(停止)となります。
開始
インスタンスを開始してみましょう。
EC2インスタンスを右クリック→インスタンスの状態→開始をクリックします。
インスタンスをの状態がpending(保留)となり、その後running(起動中)となります。
再起動
それでは、再起動を行ってみましょう。
EC2インスタンスを右クリック→インスタンスの状態→再起動をクリックします。
終了
EC2インスタンスを右クリック→インスタンスの状態→終了をクリックします。
しばらく時間が経って、インスタンスの状態がterminatedになります。
その後、しばらくの間コンソール画面に残りますが、消去されます。
この操作は、インスタンスの使用をやめて破棄する操作です。
なぜ、この説明をしたのか
AWSの運用を行っていく上で「インスタンスのリタイア対応」というものがあります。
インスタンスも仮想基盤/ハードウェア上で動いているので、ハードウェアの障害の影響で、インスタンスがリタイア(使用不能)になります。
こちらでは一切タイミングをコントロールできません。いつ使用不能になり、どんな対応をすれば良いか、突然メールでAWSから通知が来ます。
この対応の手順として、EC2インスタンスの停止→起動を行う必要があります。
停止→起動を行うと、問題が無い違う仮想基盤(ハードウェア)に移行され、対応が完了します。
ここで再起動を行っても仮想基盤の移行は行われません。再起動と、停止→開始は全く違う操作です。インスタンスのリタイア対応の際はお気をつけください。