EC2インスタンスとは
EC2とは、Amazon "Elastic Compute Cloud" のEが1つ、Cが2つの略で、AWS内で起動できる仮想サーバーのことです。
オンプレミス環境の物理サーバーは、まずサーバーの電源を入れ、メディアからOSのインストールを行っていきますが、EC2インスタンスは、AMI(Amazon Machine Image)をもとに起動します。
AMIとは
AMIにはAmazon Linux(Amazon自社製Linux)の他に、RedHat Linux、Fedora、Ubuntu、Debian、CentOS、Windows Serverなど複数用意されています。
AWS上で初めからシステムを構築する際はAmazon Linuxを使うことが多いみたいですが、他のLinux環境も用意されていますので、オンプレミス環境から移行しやすいですね。SIerだとRedHatかCentOSを使うことが多かったです。
カスタムAMIといって、ある程度構築したEC2インスタンスの状態をオリジナルのAMIとして保存し、EC2インスタンスの起動に使うこともできます。
EC2インスタンスとEBSボリューム
EC2インスタンス作成の回で説明しましたが、EC2インスタンス=物理サーバーのイメージはとても近いのですが、間違っています。
EC2にEBSボリューム(物理サーバーの内蔵SSD/HDDにあたるもの)をアタッチ、マウントして初めて物理サーバーのように使えるイメージです。EC2インスタンス作成の際は自動で1つ作成してくれますが、複数EBSボリュームをアタッチすることも可能です。
EBSボリュームは、他のEC2インスタンスにアタッチしてすぐ使うことができたり、容量も後で変更することができたりと物理サーバーの内蔵SSD/HDDとは違うところが多いので、EC2インスタンスとEBSボリュームは分かれているイメージで考えたほうが良いと思います。