Single-AZ構成とMulti-AZ構成

Single-AZ構成とMulti-AZ構成

これまでは東京リージョンのAZ(アベイラビリティーゾーン) ap-northeast-1aを何も考えず使っていましたが、ここからは複数のAZを使ってシステムの可用性を上げることを考えます。

※今回から図の上下の向きを逆にしています。

Single-AZ構成

AZ(アベイラビリティーゾーン)は、リージョンに複数あるデータセンターの集合体でした。これまで作成してきたSingle-AZ構成だと、AZのダウンがサービスのダウンに繋ががってしまいます。

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Multi-AZ構成

以下のようなMulti-AZ構成にすれば、前述したことを避けられる訳です。

ここで、ELBが1つに見えるので単一障害点では?と思いますが、内部で冗長化されています。この構成でMulti-AZ構成となり、1つのAZがダウンしても、無事なAZにあるEC2インスタンスにELBからトラフィックが流れるので、サービスが継続できます。

オンプレミス環境でデータセンターをまたぐ構成を作成することは大変でしたが、それを簡単に実現できるわけです。

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