VPCのルートテーブルについて
VPCのルートテーブルとは、VPC内のネットワークトラフィックについてルーティングをどうするか決定するものです。
オンプレミスが長い方は、ルーティングを設定する対象=ルーターまたはL3スイッチのイメージが強いと思いますが、AWSにはルーターがありません(内部的にはあるようですが意識しなくて良くなっています。)
各サブネットのルーティングは、ルートテーブルで決定されます。
ルートテーブルの設定画面
VPCにルートテーブルを設定した記事の、下記の画像を見ていきましょう。
1行目:送信先 10.0.0.0/24(作成したサブネット)
ターゲット local
→VPC内ネットワークへ向けての通信は、local(VPC内)にルーティングされます。
VPCを作成すると、デフォルトでこの設定が入ります。
※「伝搬済み」の項目は、仮想プライベートゲートウェイの設定時などに
使用しますので、今回はひとまず無視してください。
→今回は1つのみサブネットを作成しましたので、1行のみですが、
VPC内にサブネットが複数ある場合は、その分がルートテーブルに表示されます。
2行目:送信先 0.0.0.0/0(デフォルトルートを表します)
ターゲット インターネットゲートウェイ
→デフォルトゲートウェイをインターネットゲートウェイに設定した
ことになります。
VPC内に送信先のネットワークが存在しない場合は、インターネットゲートウェイ
宛にルーティングされるという意味です。
この設定が無いと、インターネットゲートウェイを設置しても意味がありません
よね
※VPC内に存在しないネットワークへのアクセスをしようとしても出口が無い