VPCのルートテーブルについて

VPCのルートテーブルについて

VPCのルートテーブルとは、VPC内のネットワークトラフィックについてルーティングをどうするか決定するものです。

オンプレミスが長い方は、ルーティングを設定する対象=ルーターまたはL3スイッチのイメージが強いと思いますが、AWSにはルーターがありません(内部的にはあるようですが意識しなくて良くなっています。)

各サブネットのルーティングは、ルートテーブルで決定されます。

f:id:TOSHIOSHIMO:20190911191641p:plain

ルートテーブルの設定画面

VPCにルートテーブルを設定した記事の、下記の画像を見ていきましょう。

f:id:TOSHIOSHIMO:20190916004800p:plain

1行目:送信先 10.0.0.0/24(作成したサブネット)

    ターゲット local

 →VPC内ネットワークへ向けての通信は、local(VPC内)にルーティングされます。

  VPCを作成すると、デフォルトでこの設定が入ります。

  ※「伝搬済み」の項目は、仮想プライベートゲートウェイの設定時などに
   使用しますので、今回はひとまず無視してください。

 →今回は1つのみサブネットを作成しましたので、1行のみですが、
  VPC内にサブネットが複数ある場合は、その分がルートテーブルに表示されます。

 

2行目:送信先 0.0.0.0/0(デフォルトルートを表します)

    ターゲット インターネットゲートウェイ

 →デフォルトゲートウェイをインターネットゲートウェイに設定した

  ことになります。

  VPC内に送信先のネットワークが存在しない場合は、インターネットゲートウェイ

  宛にルーティングされるという意味です。

  この設定が無いと、インターネットゲートウェイを設置しても意味がありません

  よね

  ※VPC内に存在しないネットワークへのアクセスをしようとしても出口が無い