AWS Outpostsについて思うこと
オンプレミスでAWSのサービスを利用できる、AWS Outpostsの詳細が徐々に明らかになってきていますね。
こちらにも記事があります。クラウドとオンプレミスのハイブリッドでの運用にあたって、AWSのスキルがあるエンジニアがいれば、両方同じオペレーションで運用できるのは良いことだと思います。
某輸送機械メーカーのCADシステムのサーバー運用を行っていたことがありますが、そういうところにも導入されていくのかなと思います。最初の記事に製造業と画像処理の話が出てきますね。
CADを扱う端末は性能が求められ、とても高価です。ゲーミングマシン同等以上のグラフィックス性能が必要ですね。それが数百台あり、その輸送機械の数万点の部品の設計を行っている現場にいました。
リースなので、数年おきに新しい機材に入れ替えを行わないといけないですし、全端末のWindowsパッチ適用などのメンテナンス、ハード故障対応とか本当に大変です。それでシンクライアント端末化を進めていました。同じ事業所内なら回線スピードに問題はありませんが、遠く離れた事業所だと使い物にならなくて、なかなか難しかったですね。こういうサービスが解決してくれるんでしょうか。
これ、導入の際にハードウェア周りの部分を全部業者にお任せしても、その後の運用に関して何か障害があった際に、やはりオンプレで培った技術が必要ですね。物理層レベルでハードウェア障害の切り分けできる人がいないと。クラウドネイティブなエンジニアだけだと、その辺りの勘所が分からないと思います。
